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小林よしのり
2025.5.12 06:56日々の出来事

負けていると感じる人物

NHKスペシャルで「命とは何か」を見たが、細胞内の
働きがよく分かって面白かった。

「命」や「老化」を科学的に分析したら、どう説明
できるのかには関心があるが、延命や老化に抗う方法
などには、全く関心がない。

それは哲学的解釈の方が面白かったりするし、活力の
源泉がミトコンドリアというのも「そうなのか」と
思うだけで、知っても知らなくてもよかったけれど、
「炎のマエストロ」と言われる85歳の指揮者・小林研一郎氏
が最もわしの心を揺り動かす。

85歳で満身創痍で11時間も指揮棒を振る恐るべき気力は
ミトコンドリアだけでは説明できる気がしない。
わしが「負けている」と自覚できる恐るべき情熱だ。

負けているのは負けているのであって、どう言いわけしても
しょうがない。
わしの気力はいつまで続くだろうか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

令和7年 12/13 SAT
14:00〜17:30

テーマ: 「歌謡曲を通して日本を語る LIVE in 横浜」

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